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AV業界のルール

AV業界のルール

AV業界は一般にはあまり知られていませんから、独自の面倒なルールや禁止事項があるか気になる方は多いかもしれません。

実際のところは、基本的にはあまり細かいルールはありません。プロダクションの面接の際も、18歳以上(高校生不可)であること以外に特に制限はありません。持ち物も、免許証やパスポートなどの身分証明書以外は必要ありません。

また、AV業界というと出演を強要されたりするトラブルが思い浮かぶ方もいらっしゃるかもしれませんが、こういった過去の問題を受けて、改善してきています。最近は全てのプロダクションで「共通契約書」というものを使用しており、女優の権利を守り、トラブルを業界全体で未然に防ぐ取り組みが行われています。

プロダクションによっては、女優のキャラクターに合わせて髪型や髪色を指定していることもありますが、大体の事務所は自由です。

しかし、1つだけ絶対に守らなければならない点があります。

それは、プロダクションへの複数契約です。

芸能界のタレントを思い浮かべてみれば納得するかもしれません。タレントは基本的に1つのプロダクションにしか所属することはできません。業務提携はあったとしても、プロダクションの所属自体を掛け持ちしているタレントなんて聞いたことはありませんよね。

AV業界も同様です。これは、プロダクション間のトラブルを避けるためです。2つのプロダクションに所属していたとしたら、作品の出演が決まったとしても、制作会社はどちらの事務所に対して支払いをすれば良いのか分かりません。

また、制作会社がその女優に仕事を依頼したい場合も、どちらのプロダクションに依頼すれば良いのか分からなくなってしまいます。また、プロダクション間でその権利をめぐって争いが起こってしまいます。

もちろん、そういったことが起こると女優は信頼を失います。AV業界は狭いので、あっという間に噂が広まり、最悪の場合は今後一切仕事が来なくなってしまう、ということも考えられます。

こういったことから、プロダクションの掛け持ちは絶対禁止になっているのです。

ですから、もし今所属しているプロダクションを辞めたいと考えている場合は、きちんと書類で手続きをとって、正式に退所手続きを取るようにしてください。本人は退所したつもりでも、実は退所したことになっていなくて……というトラブルも稀にあるようです。

こういったルールさえ守れば、プロダクションは必ず女優の味方で、女優をしっかり守ってくれます。少しでも興味のある方は是非応募してみてください。